三好染工について

三好染工株式会社について

平成20年に亡くなりました父によりますと、三好染工場は、京都市の中心近く、小川通り御池上るの地に江戸末期に創業しました。
小川通りの名の通り、かつて川が流れ、良質の水が得られたこの地には、上流に茶道のお家元があり、下流のこのあたり(二条城の東側)は御城前とも呼ばれ、「染」を生業とする家が多くありました。

明治維新の混乱で、中断しておりました家業を祖父が大正10年に再興し、当初は小紋・縞(両面染・手引伊予)等の型染を主としておりましたが、昭和初期よりは型染と、糸目彩色・蝋纈・ダンマル描・素描・絞り等の多様な技法を併用した、染色を行うようになりました。

戦中戦後の混乱の中でも何とか事業を継続し、戦後の呉服復興の中、昭和38年6月に三好染工株式会社へと改組し、転変する業界に対応しながら事業を続けております。
この中、祖父三好甚太郎は昭和41年に、父三好英之助は昭和62年に各々同じ、京都府伝統産業優秀技術者表彰を受けております。

三好染工株式会社 三好拓夫