染屋のひとりごと

2012/09/30

京型紙展in東京 写真

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2011/12/12

ローケツの技法 その3


   ローで、線描きして、その中に多色の色さしをして柄を表現するのは
  
  よくある技法です。

   また、それを総てローで伏せて、地色をつける(引染)ことも、よくあることです。

  しかしながら、その線描きとロー伏せの間に、ほんの少し(1mm?)のすきまをあ

 けて、伏せる表現方法を考案した職人さんがおられます。さし色と線のあいだに地色が

  入るため、さらに柄全体の表現に深みが出る技法です。
  
   これを「ずぼら伏せ」という名前をつけておられました。

2011/08/27

型紙更新!

もうすぐ九月、重陽の節句ですので菊尽くしでアップしました。
詳細は次回に。

2011/05/13

ローケツの技法 その2

 何の更新もしないまま、1年... あっという間に過ぎ去ってしまいました。

その間に大震災、心よりお見舞い申し上げます。

 
 久しぶりに前回の続きを書いて参ります。

前回、いわゆるチャンチン(ジャワのローケツ技法)でローの縞を作るやり方を

紹介しましたが、その職人さんが、やはりローを使って、今度はその縞の中に、

シルエットを作っておられました。

それは、

 1.まず生地を水で湿らせる

 2.その上にローで柄を描く

 3.当然、描いたローは水分を含んだ生地の上で、急速に冷えるため

  生地に浸透しない=生地の上にのった状態、になる

 4.その上に前回のローの縞を全体におく〔別に縞でなくても、ロー吹雪でも、

  ローシケ(別の技法で、また紹介しますが...)何でも〕

 5.全体を染めると、ロー描きしたところは、そのローがエンブタの代わりになって

  縞etc、バックはなく地色そのままに染まる

 
 ということで、シルエットが作れます。普通の紙やビニールのエンブタと違い、

筆のタッチが使えるところが、利点ですが、生地のぬらし具合が簡単ではありません‥

‥職人技です。


2010/03/23

ローケツの技法 その1

あちらこちらに話がとびますが、誰も手がけなくなったローケツのテクニックの事、心覚えに書いておきます。昭和30年代の職人さんは、それぞれに工夫して、独自のやりかたを開発されていました。その一つとしてまずチャンチンを紹介します。持ち手のさきに小さな口のついた金属の容器をつけてその中の蝋を平均にたらせるようにした道具をチャンチンといいます。その方はその金属容器のまわりにニクロム線をまきつけて蝋が冷えない工夫をし、さらに枠場の「ころ」に正対してすわって、「ころ」にハンドルをつけて回すことで縞をひけるように工夫されていました。生地の全面に蝋の縞が入った着尺は、蝋のかぶりも面白くとても味わい深いものでした。

2010/03/17

やっと型のアップが出来ました。

第一回目のアップは10枚 早春に因んだ柄を選びました。それぞれ適当に名前をつけましたので、もし「こんなん違うやろ」というご意見がありましたら、どうぞご教授下さいませ。

付け足しをいくつか 
  
  二番目の蕨割付松柄の外側には朱角印で南埼玉 須賀村 紺善 の判があります。
  
  三番目の蕨柄 ∧ヶ 渡邊 の朱角印が入っています。
  
  四番目の柄は 桜のなかに烏帽子・刀・藁草履・傘・拍子木・桶・茶釜 等など何かの  物語を表現していると思うのですが... 
  
  七番目の梅1の柄には 釜忠 の墨書が入っています。
  
  十番目の石蕗ヨロケ縞には 日野屋喜八と墨書があります。

             ......慣れないことしてくたびれました......
 

2010/02/24

ここから始まります

「知る者は言わず。言う者は知らず」という老子様の言葉にもかかわらず、この様なことを始めたのは、和装がどんどんすたれてきて、もうすぐにっちもさっちも行かなくなる という危機感にとらわれてのことです。戦前 型染めから出て加工(手描き)も手がけ、複合加工もいろいろ手がけてきたこの店の技法・柄など少しでも残ってくれればと思っています。